今何かに苦しんでいる人へ

 

「無条件に感謝せよ」というのは
 
現象に何が顕れていようとも
五感に何が映ろうとも
神の作りたもうたままの
本当に存在する世界には
何一つ悪しきものは無く
ただただ、神様の愛と御恵みのみが満ちているから
それに対して感謝しましょう。
 
というのが第一義でありますが
 
心の間違いや迷いによって
本来存在しない問題事、悩み、苦しみ、病が
現象世界に、あるかの如き観を呈している
ということも、実は感謝すべきことなのです。
 
なぜなら、問題事、悩み、苦しみ、病等は
人が「神様」に対して、心を向ける契機になるからです。
 
「神様」を知らず、己の「神性」を知らないままで
人生が順風満帆なのは
幸せなようでいて、実は不幸な事です。
人生の目的は
「神様」を知り、己の「神性」を知って
それを現象世界に表現する事にあるからです。
 
ならば
問題事、悩み、苦しみ、病等が
本当は、どれほどありがたいことでしょうか。
 
人生で一番大切なものに
目を向けさせてくれたのが
その問題事、悩み、苦しみ、病等だったのですから。
 
そういう意味でも、神様の作りたもうた世界に
悪しきものは一つもないのです。
 
それがわかれば
悩む事も苦しむ事も無く
ただただ感謝の念が沸き起こるのみです。
 
そうなれば結果的に
すべての問題事、悩み、苦しみ、病等は
その役目を終えて
現象世界からも消えてゆくのです。